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結局消費者が負担!!
NEWS
2024/05/03

とうとう10月よりインボイス制度がスタートしました。

おそらく、一般の企業にお勤めの方々や、ほとんどの方々が

あまり関係のない話だと思ってないでしょうか?

実は関係大ありなんです。特に住宅業界も影響が大きい業種の一つです。

ニュースなどでは声優さんなどが取り上げられていますが、

家づくりをする、一人親方の職人さんもかなり影響があります。

そもそも、インボイス制度でひっかかる人は売上1000万円以下の

個人事業主になります。

仕入れて販売をする方などはわりと1000万円の売り上げは簡単に突破しますが、

職人さんは自分の腕一つで仕事をするため、売り上げ1000万円に満たない方が

多く存在します。

個人経営をされている美容室さんなどもこれに該当しますが、

大きく違うところが、美容室を利用するお客様は企業ではなく個人が多いので、

経費で落とす方が少ないと思います。

なので、美容室ではインボイスの登録をするところは少ないと思います。

職人さんは全く違います。

取引先のほとんどが会社になるため、まず間違いなく、インボイスの登録を

お願いされます。高齢等の理由でインボイスの登録をしない場合には

取引停止か、かかる税金分を値引きされます。

もし値引きもできない場合は誰が消費税を負担するかというと、

元請けの工務店などが負担します。

現在は軽減措置として、売り上げの8割は非課税ということになりますが、

残りの2割分の消費税を誰が負担するかを元請けと職人で話し合います。

正直、誰も得はしません。

国のいやらしいところが、免税事業者は益税をとっているという言い方をして、

それが不公平だから国が徴収しますというスタンスなのですが、

そもそも、益税ではありません。と財務省が言っているのです。

どっちなんだいということなのですが、

そもそも消費税はお客様が支払い、事業者が預かっている税ではないと

はっきりと言っています。

よく預かり税という言い方をするのですが、これは真っ赤な嘘で

消費税込みの価格=商品の価格 というのが財務省の見解です。

したがって、職人の人工に消費税が乗っていようが乗っていまいが、

その価格が人工なので、益税という言葉自体存在しないのです。


そもそも益税とはなにかと言いますと、簡単に言うと

500円で仕入れたものを1000円で販売するときに

消費税を加えると550円で仕入れて1100円で売るので

差額は550円になります。

課税事業者の場合は500円の利益に対して、1割の消費税を払うので
550円のうち、50円が税金になります。

免税事業者の場合、550円払うのは同じですが、
消費税の支払い義務がないので、550円がそのまま利益になります。

そうすると、50円の差額が免税事業者の方が得をするよね

というのが今回の争点で、増税に踏み切ったわけですが、

そもそも、1000万円以下の売り上げの方は利益を残しにくいという

観点から免税にしていたはずなのに、話がすり替わって

名税事業者は消費税を払ってないからずるいぞという話になったのです。

なので、これは消費税を払っていないものが払うではなく、

単なる小規模事業者への増税なのです。

先日、ある美容師の方がお客様から、インボイスの登録をしていないのに

消費税とるのはおかしいんじゃないかという話をされたようです。

レシートにはしっかりと消費税と書かれているので、確かに

消費者の方からするとおかしいなと思うこともあるかもしれません。

ただ、レシートには消費税の記載が必要だと義務付けられているのです。

でも、消費税は預かり税ではなく、税込み金額が商品の価格なので、

その商品自体には消費税なんてものは存在しないのです。

とってもややこしいですね。

さて、話を戻しまして、これが建築とどう関係があるかというと

職人さんはこれから税金が上がるわけですから、それをどこで

調整する必要があります。

1 職人が負担して、利益を少なくする
2 元請けに相談して、負担してもらうか、折半する
3 建物自体の価格を上げてお客様が負担する

この3パターンになるかと思います。

そもそも、職人さんなり元請け会社が大きな粗利をとっている場合は

1または2もあり得るかもしれませんが、

価格転嫁ができない場合は必然的に3番になるのではないでしょうか?

世界中に消費税は存在しますが、日本の消費税は普通とはかなり違うみたいです。

世界的にみて、消費税は低いというのが国の言い分ですが、

すべての税金に対する国民への還元率は世界で見てもかなり低いのです。

僕たちは税金を払いたくないと言っているわけではありません。

国が集めた税金を適切に国民が暮らしやすいように使ってくれれば

誰も文句はないと思います。

これまでは生かさず殺さずの自公政権でしたが、ここまで暴走が続くと

かえって、世の中が大きく動くきっかけになるのではないかと考えています。

あんまり、夢も希望も無いといいすぎるのも良くないので、もう少しの辛抱です

国のトップの妖怪たちの世代交代が進むこと切に願います。

僕たちには僕たちのできることをします。


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